福島の子どもたちが、日本一元気になるための成育環境を整える!

福島の子どもたちが、日本一元気になるための成育環境を整える!

医療コラム ,

 この連載も今回で最後になります。今回は私が日頃願っていることについて書いてみたいと思います。
 東日本大震災以降、さまざまな子どもの健康問題が取り沙汰されました。かつて日本で、これほどまでに子どもの 健康が社会問題になったことはなかったと思います。甲状腺や肥満、体力運動能力の低下など、未だにこれらの問題の解決の出口は見えません。このような状況のなかで、震災から4年以上にわたり、保護者の方々は本当に多くの心労を重ねてこられたと思います。
 私も一人の保護者として、また小児科医としてこの状況にどう立ち向かうか散々悩みました。しかし当初から変わらず思っている大切なことは、福島の子どもが日本一元気になること。そのためには、子どもが生きる環境(成育環境)を子ども目線で作ることだと考えました。例えば、PEP Kids Koriyamaは子どもが体を使って遊ぶことの爽快感、多くの人と一緒に遊ぶことの楽しみを取り戻し、そして体遊びが習慣化することで、子どもの運動能力や体力、コミュニケーション力を高めていくことを目指しています。さらに、子どもの遊びをよりおもしろおかしくリードするプレイリーダーを配置するなど、子どもが本気で遊びにのめり込める遊び場の一つのモデルです。このような遊び場は、全国を探してもそう多くはありません。
 子どもの肥満や体力低下は、日常の生活習慣に大きく関連しています。あまり体を動かさない習慣や太りやすい食環境が、徐々に子どもの体に影響を出し始めています。肥満や体力の低下は、実は1980年代から全国的に認められ、子どもの育つ環境が急速に悪化していることが指摘されています。福島ではこの全国的な問題がより顕著になって表れました。今こそ、私たちはこの問題に対峙し、真剣に子どもたちが健やかに育つためには理想の成育環境を考えなくてはなりません。将来を担う福島の子どもを日本一元気にするさまざまな取組みが、ゆくゆくは全国の子どもたちを元気にするモデルになることを願ってやみません。

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医療法人仁寿会 菊池医院 菊池 信太郎 先生

施設名 医療法人仁寿会 菊池医院
住所 郡山市本町1丁目14-21
URL http://jinjukai-kikuchi.or.jp/

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